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「感覚統合療法」って、なに?

更新日:7月14日

皆様、どうもはじめまして。


今回からブログ担当になりました、あさりです。


何名かの保護者さまは私のことをご存知かと思いますが、私の息子2人も特性を持っていて、更に私も身体的な特性が顕著なので、ペアトレなどで訓練をしております。

家族3人、にじいろクラブでお世話になっております。

私の自己紹介はここまでにしておいて。


今回はにじいろクラブでやっている 「感覚統合療法」 について、さらさら~っと触れたいと思います。 さて、みなさん。 「野球ボールを投げて」 と言われた時、どんなことをするか、想像してください。 「手にボールを持って、腕を振る」 これくらいで充分で、球技をやっていた人なら、ボールの持ち方や、フォームがわかるかな、と思います。


しかしながら。 発達特性のある人の場合 「絶対投げたくない」 「ボールがどこにあるのかわからない」 「ボールの種類がありすぎて、どれが野球の球かがわからない」 という、投球以前の問題が発生します。 いや、本当ですって。 じゃあ硬式と軟式とソフトボールを置いて 「軟式の球を投げて」 と言われたとして、野球に硬式と軟式があることすらしらない人も少なくないでしょう? (実はテニスにもある) 「皆ができてることでも、ひっかかってしまう」 発達特性って、そんな感じのことです。 そして 「投げて」 と言われた時に、握りかたがわからないだとか、ボールの手触りが受け付けないとか。


投げ方を教わったことがないから投げられない、教わったけどその通りの動き方にどうしてもならないとか。 これも、特性が邪魔をします。 だって、肘を伸ばしてと言われても、肘がどこかわからない、足を上げた瞬間によろけて転んでしまう。 これじゃ、ボールを投げようがないです。 これらは特性のない人からは極度の運動音痴か、理解力のないように思われて、怒られることも幾多あります。


そうやっていじけて、心を閉ざして、孤独や自分に自身がなくて心が折れたりするのは、大人、こども、どちらにもいます。 じゃあ 「これは特性だからこの部分をわかるようにさせればボールを投げられる」 「野球はだめだけど、バスケットボールなら投げられる」 と気づいたら? そして原因や代替となることがわかって、それを直してみたら? そしたらば、他のことはできているから、投げられる。


原因が改善されるにつれ他の能力もレベルアップして、投げられる身体や頭がつくられる。 練習を繰り返していくうちボールの区別がつくようになるし、投球フォームを頭が覚えてくるし、できるようになることは自信にも繋がる。 難しく書いてしまいましたが 「頭を動かすのと身体を動かすのは不可分だし、人間って複雑なことをしている。 だったら身体の特性を改善すれば、頭の動きも良くなるよね」 これが 「感覚統合療法」 の大まかな説明です。 にじいろクラブでは、さらにこれを深めるアレンジを加えて、身体や頭の心底を呼び覚まして整える療育をしています。


長々となりましたが、今後も色んなことを発信していきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。




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